藩札と西郷札
■江戸時代後半には、諸藩は財政立て直しのために、独自の藩札を発行します。そして、貨幣の流通を促すわけです。上記が摂州で印刷された銀壱匁(現代価格で1600円程度)です。ちょうど、享保17年とありますので、享保の大飢饉の頃の発行となります。享保の改革もこの時代なのです。徳川吉宗です。
■下は、テレホンカードみたいなものなのですが、画像をよーく見てください。熊本城の横に藩札めいたものがありますよね。これが、西南戦争で西郷隆盛が発行した「西郷札」です。これを軍資金にして、食料を調達していたわけです。でも、農民は、このお金を信じていたのでしょうかね? 紙くずとなる恐れもあったわけで、実際に紙くずになったわけです。これは、戦時中の軍票も同じでしょう。
■これらは、ヤフーオークションで入手できます。ただし、西郷札はやたらと高いです!!
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